鹿児島市から車を南西へ走らせて芋畑や茶畑が広がる景色が増えてくる…
そんな自然に囲まれた環境に凛と立つ佐多宗二商店。
蔵の印象としては若い世代の蔵人が多く、いつ伺っても元気な挨拶で迎えていただく。
そういった姿勢は醪にも現れるといったら大袈裟かもしれませんが、佐多さんの蔵全体が清潔感いっぱいで醪まで本当にキレイ。
芋焼酎という枠に留まらずに「蒸留酒」として常に先を見据えた焼酎造りの可能性を考え実践していく佐多宗二商店。
「世界に誇れる蒸留酒」これほどまでにこの言葉がハマる蔵は他にはない…。

高橋杜氏という秋田を代表する名杜氏が造るお酒は県内外の多くの地酒ファンを魅了しております。無駄のない計算し尽された酒造りは原料との対話から始まります。
蔵のある場所は裏手に山があり傾斜を利用した建物の造りは非常に珍しく、『のぼり蔵』とも呼ばれています。蔵はその傾斜を上手く利用した造りになっていて、水が高いところから低い所に流れるように、酒造りの作業内容を非常に考慮した配置になっています。
石脇地区の水は県内でも指折りの名水と言われております。

薩摩半島南部に位置する四方を山に囲まれた盆地の川辺町の街中に蔵を構える尾込商店さん。代表銘柄である「さつま寿」「神座」といった濃醇で骨太な味わいが特徴的な焼酎を造る。焼酎造りも決して背伸びはしないで自分が手が届く範囲内で最高の造りを出来る量しか造らない。本格焼酎の真髄に触れることができるであろう「尾込焼酎」是非一飲してほしいと思います。

「酒づくりは米づくりから」を鳥海山の麓の矢島町（由利本荘市）から実践しています。
また「花酵母＝天寿」とも呼ばれるくらいたくさんの種類の花酵母を使用して酒造りをしています。それに加え酒蔵の随所に天寿酒造独自で開発・改造された機械等もあり設備投資にも力を入れていることが感じられますし、酒和从としても「Acid seven」の仕込みにも度々お邪魔させていただいたり、とてもお世話になっております!! 近年は国際コンクールでも数々の賞を受賞するなど目が離せない蔵である。

時期になると蔵全体が天狗櫻の香りに包まれる白石酒造。
東シナ海沿いに位置するいちき串木野市には旧市来町だけで６つの蔵がある焼酎の歴史も深い町。その土壌にて造られる濃醇で香り高い焼酎は鹿児島でも随一といっても過言ではない。若手の（ワタクシと同年生まれ）注目株としても人気を集めている貴史さんの人間味溢れる焼酎を堪能いただきたい。